農園概要
基本情報
農園名 | タキガハナファーム株式会社 |
代表取締役 | 瀧ヶ花 祥晃 |
所在地(本社) | 〒916-0073 福井県鯖江市下野田町26-13-12 |
事業内容 | お米の生産・販売 |
電話番号 | 090-3767-9444 |
定休日 | 日曜日 |
作付け作物について
◆米(60ha:コシヒカリ、華越前、あきさかり、いちほまれ、ひとめぼれ、イクヒカリ、ピロール米コシヒカリ)
◆大麦 (10ha:六条大麦)
最近、田んぼを作るのを辞めてしまう農家が増えています。「来年から作ってくれんか?」と言われたら、なるべく受けるようにしているので、耕作面積がどんどん増えていきます。
そのようにして、最近は、田んぼを借りてくれないか、耕作してくれないか、という依頼が多くがなってきました。
実を言うと、今の当ファームにおいては、面積を増やすことは段々厳しくなってきています。設備投資をしたり、人を増やしたりしなければ難しいかもしれません。どこの農家も、現状ではいくらでも借り受けられる余裕があるわけではないと思います。けれども、受け手がいなければ、耕作放棄地が増えることになります。国土が荒れることになります。「誰も農業を知らない」(有坪民雄 著 原書房)は、このような問題をわかりやすく説明しています。私たちは、この問題を真剣に考えなければならないと思います。
年々当ファームに対する耕作依頼は多くなっていますし、全国的に見ても大規模にやっている農家や農業法人などにどんどん依頼が増えていると思います。そして生産者の数が減少し、高齢化が進み、このままでいくと耕作放棄地が増えていくと思います。現在自給できている米さえも自給できなくなる恐れもあると思います。この危機的な状況を是非とも多くの人に知っていただき、農業者たちだけに全てを任せておくのではなく、このことに関心を持って、できるならば私たち農業者と共に日本の農地と国産の農産物を守って欲しいと思っています。どんなに小さな協力でもいいです。時々農作業している私たちに声をかけてくださるだけでもいいです。そのことが私たち農業者の力になります。(2024年10月27日)
新聞記事を一つ紹介します。
「私の身近な知り合いに、長年、米作りをしている人がいます。私の息子です。『ぼくは農学部に行きます』と言い出したときには、反抗期もなく、大学も親の希望通りの学部へ進むであろうと思っていたので驚きました。
そのとき息子は、日本にとっての農作の大切さを懇々と私に説明をしましたが、農業の知識のない私には、その時点では理解できませんでした。
高齢の農家が続々と農作をやめられ、空き田んぼが増えていく。その結果、荒れ地がどんどん増えるというのです。『それは国が考えることでしょうね』と私は言っていました。
無理だからって、ぼくがやらなければ誰がする。
純粋に物を見て、純粋に判断をし、純粋に行動をする。息子の熱い思いが伝わってきました。同じ思いを持った協力者が増えますことを願っています。」(2024年9月18日福井新聞こだま)
六条大麦を使ったパンやカレー粉などを売っている店があります。生産農家としては嬉しいかぎりです。その一つに「福井大麦クラブ」があります。
耕作している田んぼはどこ?

大部分の田んぼは、福井県鯖江市の西南部にあります。
鯖江市は、福井県の北部地域(嶺北地方と言います)の中央部辺りにあり、メガネ枠の産地です。生産量は、国内90%世界で20%です。
鯖江市東部の中山間地にも少しだけ、耕作している田んぼがあります。この近くにはホタルが生息しています。
このホタルは数年前に、昼間の田んぼで偶然見つけました。