お米の品種紹介
コシヒカリ
日本で、最もたくさん作付けされているお米です。
粘りがあり、最も人気のあるお米です。新潟県のコシヒカリが有名ですが、実は、福井県で開発された品種です。日本で作付されているお米の多くは、コシヒカリの子孫です。
コシヒカリは、肥やしをやりすぎるとヒョロヒョロと背が高くなり、穂が出た後に倒伏してお米の品質を落としてしまいます。
ハナエチゼン
ハナエチゼンは、コシヒカリの孫です。コシヒカリに比べて硬めのお米で、食べごたえがあるため根強いファンが多い品種です。うまくは言えないのですが、コシヒカリが"女性"だとすれば、華越前は、"男性"のように思えます。
ハナエチゼンは、肥料をたくさんあげてもコシヒカリのように倒伏しにくいので、肥料をやりすぎて味が悪くなってしまうことがあり、気を付けなければいけません。
生まれは福井県です。早生で、コシヒカリよりも2週間ほど早く(8月下旬頃)収穫できます。
あきさかり
あきさかり「秋に人々がこの品種の魅力に満足し、この品種が長く愛され繁栄することを願って」命名されたそうです。コシヒカリの孫にあたり、福井県の農業試験場にて育成された新品種です。コシヒカリに比べて、高温に強い品種です。
収穫時期はコシヒカリより1週間から10日ほど遅いです。食感はコシヒカリよりもちもちしておいしいと品種です。
ピロール農法で育てたピロール米「コシヒカリ」
タキガハナファーム株式会社では、ピロール農法で育てられたピロール米「コシヒカリ」の販売もしています。
ピロールとは、葉緑素のクロロフィルやヘモグロビンを構成している重要な要素の1つです。ピロール農法では、ピロール資材を使います。これは「ラン藻」という細菌の一群の増殖を助ける資材です。
このラン藻菌によって、土の中に酸素と有機物を増やします。これによって、葉色は濃くなり、根が強くなり、また、土中の微生物が住みやすい環境になります。
「ラン藻」は、農薬を分解する力もあるそうです。ピロール農法で作ったお米は、ラン藻の働きにより、カルシウムなどのミネラルやビタミン類の多い、栄養豊富なおいしいお米となります。
そして、通常お米は弱酸性ですが、ピロール米は弱アルカリ性のお米です。
健康志向の方には良いと思います。
ただし、ピロール米のごはんは、いくぶん硬めです。柔らかい食感のお米をお好みの方には、多少抵抗があるかもしれません。
令和5年産ピロール米も分析試験してもらい、所定の数値に達していることを認められ、「ピロール米」と認定されました(㏗7.2,カルシウム6~7mg/100g 玄米)。
ピロール米について詳しくは、株式会社エルゴンのホームページをご覧ください。
ひとめぼれ
宮城県で誕生したお米です。
北陸の福井県で作ったひとめぼれは宮城県産とは違った味わいがあるかもしれません。
イクヒカリ
福井県農業試験場が開発したお米です。コシヒカリのひ孫です。もっちりとした食感があります。